2025年10月1日からアメリカの政府は閉鎖されています。その主な理由は、2026会計年度の歳出法案が連邦議会で成立せず、つなぎ予算案も上院で否決されたためです。共和党が上院で過半数をわずかに上回る議席しか持たず、民主党の反対で必要な60票に届かず、予算承認ができませんでした。この結果、連邦政府は重要なサービスを除きほとんどの機能を停止しました。特に争点は、医療保険制度改革法(オバマケア)関連の補助金延長問題が絡んでおり、民主党は補助金の延長を求めている一方で、共和党は政府閉鎖解消後に議論を始める姿勢です。これにより、約25万人の連邦職員が給与未払いとなるなど経済や国民生活に影響が出ています。