アニメ・漫画「スパイファミリー」の舞台となっているのは、実在しない架空の国「東国（オスタニア）」と「西国（ウェスタリス）」の2つの国です。物語はこの二国の冷戦状態を背景に展開しています。東国の首都はバーリントという設定ですが、これは現実には存在しません。作者の遠藤達哉氏もこの作品の舞台は「架空の国の話」と明言しています。 ただし、作品のモデルとなった国としては1960～70年代の冷戦時代の東西ドイツが強く影響していると考えられています。またイギリスやロシア、ハンガリー、イタリアといったヨーロッパの国々の要素も取り入れられているとされています。例えば使用される通貨や建物、政治状況がドイツやイギリスを連想させ、登場キャラクターの名前にはロシア風のものも見られます。さらにハンガリーがモデルになった「フーガリア」という国も登場しています。 まとめると、「スパイファミリー」の舞台は東西冷戦の架空の国「オスタニア」と「ウェスタリス」であり、その背景には主に1960～70年代の東西ドイツをモデルにしたヨーロッパ各国の要素が多分に含まれています.
