飲酒に起因する健康障害として代表的なのは肝硬変です。過剰な飲酒はまず脂肪肝を引き起こし、続けてアルコール性肝炎や肝線維症を経て肝硬変に進行します。肝硬変は肝臓の機能が著しく低下する重篤な病気であり、慢性的な大量飲酒が主な原因です。また、飲酒は膵炎や食道がん、高血圧、脳神経障害(睡眠障害、認知症、アルコール依存症)など全身の臓器に悪影響を及ぼす可能性があります。膠原病、メニエール病、パーキンソン病などは飲酒起因の健康障害とはされていません。したがって、飲酒に起因する健康障害としては主に肝硬変が挙げられます.
