外胚葉(がいはいよう)は胚における最も外側の一次胚葉で、主に神経系(脳、脊髄、末梢神経)、表皮(皮膚の外層)、歯のエナメル質、髪、爪、汗腺、そして口・肛門・鼻の粘膜などを形成します。また、外胚葉由来には感覚器官(視覚、聴覚、味覚、嗅覚など)も含まれます。これらの組織は胎生期に外胚葉から分化・発生するものです。従って、外胚葉から発生する代表的なものは神経系と表皮の構成要素です。
まとめると、外胚葉から発生するのは以下のようなものです:
- 中枢神経系(脳、脊髄)
- 末梢神経
- 皮膚の表皮(毛、爪、汗腺も含む)
- 感覚器官(目、耳、鼻の粘膜)
- 歯のエナメル質
- 口や肛門の粘膜
このことから、外胚葉は主として神経系と皮膚・表皮に由来する組織を作る胚葉であることがわかります。
