血圧の「下」(最低血圧、拡張期血圧)が高いとされるのは、家庭で測定した場合で85mmHg以上、診察室で測定した場合で90mmHg以上からです。これは高血圧と診断される基準に含まれます。つまり、下の血圧が85mmHg以上であれば上の血圧が正常範囲内でも高血圧とみなされます。
高い状態の具体的な分類は以下の通りです(家庭血圧の場合):
- 85mmHg以上〜89mmHg:Ⅰ度高血圧
- 90mmHg以上〜99mmHg:Ⅱ度高血圧
- 100mmHg以上:Ⅲ度高血圧
下の血圧が高い状態は、心臓から遠い末梢血管が硬くなっていることが原因であることが多く、これにより血液の流れが悪くなり血圧が上がります。特に肥満や運動不足、喫煙、過剰なアルコール摂取などの生活習慣が関係しています。
まとめると、血圧の下が高いのは85mmHg以上からで、この状態は動脈硬化や生活習慣の乱れなどが原因で起こる高血圧の一種です。