OSI基本参照モデルのネットワーク層は、「異なるネットワーク間でデータを中継し、宛先までの経路を選択する層」と説明されるものが適切です。
エンドシステム間の経路選択や中継(ルーティング)を行い、IPアドレスなどの論理アドレスに基づいてパケットを転送する役割を持つ説明を選びます。
ネットワーク層の役割
ネットワーク層はOSI第3層で、複数のネットワークを相互接続し、全体として通信できるようにする層です。
この層では宛先アドレスの形式や割り当て方法、経路制御(ルーティング)などが規定され、ルータなどの機器がこの機能を担います。
選択肢で見るポイント
選択肢の中では次の内容に当てはまるものが正解です。
- ルーティングや中継によって、異なるネットワーク間でパケットを転送する。
- IPアドレスなどの論理アドレスに基づき、エンドシステム間のデータ伝送経路を決定する。
トランスポート層(信頼性の確保)、データリンク層(同一ネットワーク内の転送)、物理層(電気・光信号)といった説明に該当する選択肢は誤りになります。
